すごいぞ東京六大学野球!日本野球界の旗手
東京六大学野球は大学最古の野球リーグ!
みなさんは東京六大学野球リーグは大学最古の野球リーグであることを知っていますか?
その起源は明治36年(1903年)の早慶戦にまで遡れます!
先ほど説明した通りだね!
ところで、他にも大学野球リーグは存在するのでしょうか?
実は、東京六大学野球リーグの他にも東都大学野球リーグなどがあります。
東都大学野球リーグとは…東京を所在地とした21の大学によって構成されている大学リーグ
その他にも関西圏の大学で固められたリーグなどが存在しますが、大学野球リーグでは東京六大学野球が最も古いみたいですよ!
日本の野球と言ったら東京六大学野球!!
ちなみに、プロ野球リーグは今でこそ人気を加熱させていますよね。
しかし、日本の野球界は上記の歴史からみても東京六大学が引っ張って来たとしても過言ではありません!
プロ野球なんてまだまだ歴史が浅いんだぜ…
実際に、プロ野球で使用されている応援曲は東京六大学野球発祥のものが多いのです。
明治大学の「狙い撃ち」などは現在中日ドラゴンズで使用されています。
お○えが打たなきゃ誰が打つ!!
東京の伝統校である六大学が互いに切磋琢磨し野球に打ち込んでいく姿は、様々な人々に刺激を与えたことでしょう。
もちろん、その他の大学野球リーグにもそれぞれの良さがあるよ!
大学という学びの場でスポーツに打ち込む青春もいいものですね〜
東京六大学野球の聖地!神宮球場の建設へ
現在では東京ヤクルトスワローズの本拠地としても名高い明治神宮球場。
最初は東京六大学野球リーグのために建設されたものだったのです。
ヤクルトの本拠地の前に東京六大学野球リーグの本拠地の方が先なんだね!!
所有は明治神宮となっていますが、東京六大学野球連盟は球場の拡張を行っていくなどして存在感を強めていきました。
明治神宮とは…当時の東京市民らの請願によって大正9年(1920年)に現在の東京都渋谷区代々木に造られた神社。明治天皇とその皇后の昭憲皇太后をお祀りしている
早慶戦の熱気があまりにも激しく、観客席が足りなかったことから建設が計画されたようです。
現在では先に述べた東都大学野球リーグの試合にも使われています。
甲子園に次ぐ野球の聖地と言ってもいいでしょう。
甲子園以上…かも…!!
ところで、我らが明治大学の応援歌に「神宮勝歌」というものがあります。
「黎明の森に若草燃えて…」の歌い出しで始まるこの応援歌は、
六大学野球で明治大学が優勝したときにのみ歌われる
神聖な応援歌です。
ここにも神宮という語が登場してる!
東京六大学野球リーグと神宮球場への熱い思いが伝わって来ます…!
優勝杯は天皇陛下から!名誉ある東京六大学野球
戦いがあればそこに勝ち負けがある…
そして、リーグ戦で行われる東京六大学野球にも優勝の座が存在します。
その栄光ある優勝杯はなんと、皇室からいただいたものなのです!
神宮球場が完成した大正15年(1926年)の秋季リーグには当時大正天皇の代理を務めていた昭和天皇から優勝杯を贈られています。
そして、戦後の昭和21年(1946年)の秋季リーグにおいても昭和天皇から天皇杯をいただきました。
このとき、当時の優勝校であった早稲田大学に天皇杯が贈られています。
そして、この天皇杯はなんと・・・
現在でも優勝校に渡されているのです!
ヤベェよ…東京六大学野球リーグ…
でも、どうして皇室から優勝杯が贈られるんだろう…?
そして、なぜ天皇杯をもらうことがすごいことなのでしょうか?
もちろん、皇室からいただくものですから名誉あることですよね。
しかし!
本当に凄いのは以下の理由です。
つまり、この天皇杯というものは、
一競技に一団体にしか贈られない
決まりとなっているのです。
例えば、サッカーの天皇杯は有名ですよね。
こちらの天皇杯は日本サッカー協会という団体に対してのみ贈られています。
つまり…?
つまり、野球というスポーツの中の一団体である
東京六大学野球連盟に対してのみ天皇杯が贈られている
ということです。
他の大学野球リーグやプロ野球リーグに天皇杯は贈られていません!
これは東京六大学野球が、
・最古の歴史を誇り、
・日本野球界を牽引して来たから
こその待遇ではないのでしょうか。
また、その後も昭和天皇や現在の上皇さまが神宮球場まで野球を観に来られたこともあるようですよ!
恐るべし、東京六大学野球リーグ!
次ページではみんなが気になる“どこの大学が一番優勝しているのか”を解説していきます!