✏️作成者:リリ
こんにちは!メイキョク(旧:明治大学情報局)です!
2024年11月30日、ついに日本人が中国の短期滞在する場合のビザ免除が復活しました。それまでは渡航の約1ヶ月前からビザを申請する必要があり、大変でした。今ならいつでも気軽に中国に行くことができます。ということで、1年で4回中国に行った私が「大学生が中国旅行に行くべき理由・魅力」をご紹介します!
日本との関わりが深い
日本は中国と地理的距離が近く、古くから大きな影響を受けてきました。学校で習うようなことだけでなく、現代の私たちの身の回りにも中華料理や中国製品など、中国生まれのものはたくさん存在します。そして日本の最大の貿易相手国は中国です。日本と最も結びつきが強くて長い国は中国だといえると思います。
そのため周りにも中国出身の人が少なからずいるはずです。最大の貿易相手国ですから、大学卒業後はビジネスで中国と関わることも少なくないと思います。
しかし、そんなに日本と深い関係のある中国に実際に行ったことがある人は少ないのではないでしょうか。それはもったいないことだと思います。
これまでもこれからも関わり続ける中国。良い関係を築きお互いに恩恵を受けるには、中国の文化や価値観について少しでも知る必要があると思います。
そのためには、中国に実際に行ってみる必要があると私は思います。行ってみなければわからなかったことがたくさんありました。その一部を紹介して行きます。
どの観光地も期待以上
たくさんの都市を観光してきましたが、どの観光地も期待を遥かに超えてくるので驚きの連続でした。基本的に何でもスケールが大きいです。
特に上海の外灘は、写真では何度も見ていましたが実際に見た時これが現実とは思えず本当に感動しました。あまりにも良すぎて8ヶ月後に再び訪れました。
深圳では散歩していたら公園でショーが始まり視界に収まり切らない30以上のビルが連動して光出し、圧倒されました。冷静に考えてもこの数のビルをどうやって束ねて開催しているのか不思議です。
重慶の洪崖洞もまるでアニメの世界に入ったかのよう。
これらはほんの一部。本当にどこ行ってもスケールが大きく迫力満点で、想像を超えてきました。
人々が優しい
初めて中国に行く前は原発処理水放出に対する中国側の反発についてのニュースを見ていたので、正直少し不安がありました。
しかし、すぐにその不安は吹き飛びました。中国語があまり話せない私に対しても親切に接してくれる店員さんばかりでした。
一人旅や友人との旅行では78人の方に声をかけて写真をお願いするという経験もしました。
どんな場所や店でも多くの方が翻訳アプリを使ったり簡単な中国語だけで話してくれたりしてくれ、本当に親切でした。
日本人だと気づかれた後も傷つくような対応をされたり身の危険を感じたりしたことは本当に今まで一度も無いです。興味を持って色々質問してくれる人もいるので、「你是哪里的?」と聞かれたら「日本!」と即答しています。
日本での印象と乖離しているので、行ってみたら本当に考え方が変わると思います。
そもそも人々が他人にあまり興味ないのではないかと思っています。例えば、地下鉄ではスピーカーから音を出して動画を見ている人をたまに見かけました。周りの人も全く気に留めていません。
そのせいか、人々が自由だと感じます。小規模な飲食店では店員さんがやることがない時、客席近くに座ってスマホゲームしている様子を見ることもありました。やるべきことをやっていれば後は要求しすぎず自由という考え方、結構好きです。
他にも親切にしていただいたエピソードなどを別記事で紹介しています。
安く旅行できる
常に金欠の大学生なら旅行も安く抑えたいですよね。中国なら航空券やホテルなど全部込みで1日あたり1.5〜2万円くらいの計算で旅行できます。知り合いは10日間の旅行を10万円で実現していました(凄すぎ)。
中国は近いので航空券が安いです。例えば上海は繁忙期以外は片道1〜1.5万円ほど(燃油サーチャージ等込み)。
ホテルも都市によりますが1泊3000〜5000円で十分綺麗な部屋(ドミトリーではない)に泊まることができました。
それだけでなく地下鉄や高速鉄道、タクシーなど旅行に必須の移動手段も安いです。詳しくは別記事で紹介していますが、タクシーは東京の4分の1程度の料金で乗ることができます。
また、フードデリバリーやドリンクチェーンも発展しており激安で、毎日美味しいものが安く食べられます。
安いタクシーで快適に移動して安いフードデリバリーで美味しいものを食べて…と、日本にいる時より出費を抑えつつ贅沢な過ごし方ができている気がしています。
私がもっと遠い国にハマっていたらこんなに何度も旅行に行けていなかっただろうなと思います。
歴史好きにはたまらない
各地に博物館が多く、無料で入場できます。
成都では杜甫や三国志の博物館に行き、貴重な史料を見ることができました。中国に行くたびにもっと世界史を勉強しておけばもっと楽しめただろうなと後悔の念に駆られます。
重慶では日本の学校でほとんど習わなかったような、日本軍による空襲で甚大な被害を受けた歴史を学びました。自分の無知さを痛感しました。
中国語が分からなくても何とかなる
海外旅行の大きな障壁は言語だと思います。しかし、中国語は漢字です。1文字も分からない他の言語よりは意味を推測できます。例えば地铁は地下鉄、电话は電話です。分からなくても公共施設の表記には大抵英語やイラストがあります。
さらに、中国はスマホ社会が進んでいます。飲食店での注文もタクシーの配車も施設の入場予約も地下鉄の乗車もほぼ全てスマホで行います。口頭での意思疎通が難しくても、スマホなら翻訳アプリを使いつつ自分のペースで操作できます。店員さんと一言も会話せずに飲食や買い物をすることも可能です。支払いもスマホ決済なので、見慣れない紙幣を数える必要はありません。
このように中国ではスマホ社会が進んでいるおかげで言語の壁が大幅に緩和されていると感じます。実際私も基本的な会話しかできませんが一人旅することができました。
ただし、スマホ社会が進んでいることの裏返しはスマホが無いと旅行が困難ということでもあります。上記で紹介したことはほぼ全て中国のスーパーアプリ「WeChat」で行います。WeChatに登録できなかったり、WeChat Payにクレジットカードを紐づけられなかったりすると一気に中国旅行のハードルが上がるので、事前によく調べて設定することが重要です。
また、大学の第二外国語で一番人気は中国語だと思います。せっかく勉強しているのにそれを活かさないのはもったいないです。
日本の良さを再認識できる
ここまでは主に中国の良さを紹介してきましたが、中国に行ったからこそ分かる日本の良さもあります。
代表的なのが水道水。中国だけでなく、日本以外のほとんどの国では水道水を飲用することはできません。歯磨きも含め市販のペットボトルの水を使う必要があるので、旅行中は毎日2本ほど水を買っていました。普段何気なく使っている日本の水道水のありがたさを実感しました。
また、交通安全が進んでいるのは日本だと思います。中国は歩道をたくさんバイクが走っているのでヒヤヒヤします。もちろんバイク側が避けてくれるとはいえ、車道と歩道がはっきり区別されている日本の方が安心なのは間違いないです。
最後に
今まで4回中国に行って本当に良かったと思っています。多くの発見・学びがあり、考え方に大きく影響しました。
中国は広いので旅行に行っても行っても行きたいところがまだまだあります。
今はビザ免除により格段に行きやすくなりました。今まで少し興味があった人もそうではない人も、これをきっかけに行ってみてはいかがでしょうか。
海外に行く際は外務省の安全情報等を確認するようにしてください。
他にも中国に関する記事を書いているのでぜひご覧ください。
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