✏️作成者:リリ
こんにちは!メイキョク(旧:明治大学情報局)です!
今回は、明大生である私が中国を1人で旅行した感想やかかった費用などについて紹介します。
香港&深圳 一人旅
今回私は夏休みに1週間の旅行に行きました。3回目の中国旅行です。それまで2回は訪中団(ツアー)だったので、初めての個人旅行でした。
完全に個人的な趣味を追求した旅行だったので訪れた場所を細かく紹介することはしませんが、大まかにこのような旅程でした。
- 1日目 東京→香港 深夜着
- 2日目 香港 市街地観光
- 3日目 香港ディズニー
- 4日目 香港→深圳 陸路移動 市街地観光
- 5日目 深圳 市街地観光
- 6日目 深圳 漢服体験
- 7日目 深圳 博物館訪問
- 8日目 深圳→香港 陸路移動 市街地観光 香港→東京
中国一人旅の準備
春休みに中国に行ってからずっとまた行きたいと思っていましたが、本格的に準備を始めたのは夏休みに入ってからです。
現在はビザ免除が復活しましたが、この時はまだ短期の旅行でも事前にビザを取得する必要がありました。通常2〜3週間ほどかかり、申請前に航空券やホテルの予約を済ませる必要があります。めちゃくちゃ大変。今回は断念し、ビザを事前に取得しなくても行ける方法を模索しました。
1つはトランジット(乗り継ぎ)で入国する方法です。例えば日本→中国→韓国のように中国を経由地として訪れる場合、ビザ無しで6日間のみ特定のエリア内で滞在が許可されます。もう一つは一部地域のみの特区ビザ。その場でビザを申請し、1時間ほどで取得できるというものです。こちらも滞在できるエリアと日数に制限があります。行きたい都市や予算の都合上、今回は後者を選択しました。
海外個人旅行は初めてだったので、どのように進めればいいか全く分からず、準備を進めたくても進められませんでした。そもそも上記のようなビザの仕組みについてよく理解していませんでした。そのため、特区ビザで深圳に行った経験がある知り合いにめちゃくちゃお世話になりました。
特区ビザに決めたことで行ける都市と日数が決まったので、観光地を調べ、その所要時間と位置をリストアップし、マップ上で保存し、どのような日程で回るか考えました。これがめちゃくちゃ大変でした。観光地から観光地までの移動手段を考え移動時間を調べる必要がありました。特に私は優柔不断なのですぐに決められず、何パターンも試したりして時間がかかりました。
移動時間を求めるためにはその前に大体のホテルの位置を決める必要もあり、安いホテルがあるかどうか探しながら進めました。特に香港は中心部のホテルがどこも高く、郊外のホテルにしたのでその移動時間も考慮する必要がありました。
さらには飛行機の時間も考慮しなければならず、航空券の価格はリアルタイムで変動するので何度修正したか分かりません。航空券を自分だけで予約するのも初めて。スカイスキャナーで比較し、Trip.com経由で香港エクスプレスを利用することにしました。
普通どのように準備していくのか分かりませんが、私は旅程や泊まるホテル、乗る飛行機など全て決めてから一気に予約に取り掛かりました。考えている間に価格が変動したり売り切れたりするリスクがありますが、キャンセルできない予約をしてしまった後に大幅な変更が生じる方が怖かったのでそうしました。
予算がどんどん膨らみそもそも旅行して大丈夫なのかも悩んだりしていたため、実行を決断して航空券やホテルを予約したのは旅行出発5日前でした。ギリギリすぎる。
予約してからは旅程表に詳細な移動手段・時間を追加したりして、できるだけ現地に行ってから調べることが少なくなるようにしました。
大変だったこと
準備が本当に大変でしたが、実際に行ってみないと分からないこともたくさんありました。
まず、香港に到着してすぐホテルにチェックインする際、受付の方が若干機械的な態度でドキドキしました。私の英語もあまり通じず、スタートからこれでこの先大丈夫だろうかと不安になりました。
1人なので自分と風景の写真を撮るには人にお願いする必要がありました。このことに関しては別記事に詳しく書いています。
中国に入境してからは、最初に入った飲食店で口頭での注文に手間取り、中国語のできなさを痛感しました。とはいえほとんどの飲食店はテーブルにモバイルオーダーのQRコードがあることを学んだので、それ以降はスマホでゆっくり注文できました。外卖(フードデリバリー)到着時にかかってくる電話も何を言っているか聞き取れないので「電話不要です」と注文時に書き、それでもかかってきたら「好的,谢谢」と繰り返してなんとかなりました。
機内アナウンスは中国語も英語も聞き取れなかったので、緊急時に言葉が通じないリスクを考えたりもしました。
このように中国語能力不足でたくさん苦労しましたが、一方で口頭よりスマホ注文・翻訳アプリを駆使することで「話せなくてもなんとかなる」という自信も身につきました。幸い、言葉が通じないことで予定を断念するなどの大きな影響はありませんでした。
費用
- 航空券往復 4万円
- ホテル7泊 2.7万円
- 観光・食事・移動 6.8万円
- その他(SIMや保険など) 2.1万円
7泊8日で総額15.6万円かかりました。香港の物価は高いので、中国本土だけならもう少し安くできると思います。
安く抑えるために、航空券はLCCなのはもちろん、預け荷物を付けず機内持ち込みだけにしました。リュックと手提げカバン合計7kg。夏だったのでギリギリ7kgに収まりました。帰りはお土産が増えるので、重量オーバーしそうだったらホテルに捨てて来られるような服を選びました。スーツケースを持たないことで移動が圧倒的に楽で、荷物を預けずに観光することも余裕でした。今後も重量さえなんとかなればそうしたいです。
ホテルも深圳では1泊3000円台でした。深圳の相場はかなり安いです。ドミトリーなら1泊2000円のところもありますが、1人部屋を選びました。もちろん1泊1万円近いホテルに比べれば狭くて設備も最低限ですが、それでもまた宿泊したいと思えるほど十分綺麗でした。
嬉しかったこと
計り知れない達成感を得られました。初めての中国ひとり旅でしたが、予想以上に計画通りに進み、行きたかった所に行ってやりたかったことをやることができました。もちろん実際に行ってみて予定より時間をかけて見たいところや新たに行きたいところもできたりしましたが、深圳と香港の両方で各1日特に予定を決めない日を設けていたので臨機応変に対応することができました。そして無事に帰国できました。「自分は1人で中国に行って帰って来れた!」という大きな自信に繋がり、今後はなんでもできそうという感覚が得られました。
完全に自分の思うまま自由に時間を使えるのが一人旅の最大の魅力でした。もう1回みたい場所に戻ったり気が済むまで写真を撮ったりできました。
また、写真をお願いする記事でも触れましたが、多くの人に親切に接していただけました。特に印象に残っているのは漢服の着付け体験です。スタッフの方々は私が外国人だと分かった後簡単な中国語で説明してくれ、その都度理解したか確認してくれました。体験料の他に必要なデポジットの支払いの際、金額が大きくてWeChat Payに登録したクレジットカードでは支払えなかったのですが、特別にその時持っていた分の現金で対応してもらいました。
他のお店やタクシーでも私が日本人だと分かるとどうして深圳に来たのか、どのくらい滞在するのかなど色々聞いてくれました。今回の旅行で気づいたことが、「自分は100%中国人だと思われる」ことです。それで中国語が微妙に通じず外国人だと分かると、次は100%韓国人だと思われます。日本人という選択肢はあまり思いつかないようで不思議です。日本人だと分かった後も嫌な顔をされたりすることは今まで本当に一切ないので、堂々と「我是日本人!」と言っています。
このように現地の人々とたくさん交流する機会があるのは個人旅行の良い点だと思いました。一人旅なので尚更です。
そして、バス移動が主なツアー旅行と違って公共交通機関や街の小さな店も利用し、現地の人々の生活に触れることができました。地下鉄、バス、フードデリバリーなどを使いこなせるようになり成長を実感しました。
最後に
タクシーがつかまらず1時間歩いたり、何度も道に迷ったりしましたが、それでも本当に楽しい旅行でした。
一人旅めちゃくちゃ良いじゃんと思いましたが、感動を共有したり気軽に写真を撮り合えたりするのは複数人での旅行の魅力だと改めて感じました。
中国語をもっと上達させたいです。よくお店で聞くフレーズを覚えられたのはよかったです。翻訳アプリを介して話すなどたくさん助けてもらいましたが、今後はあまり頼らずに旅行できればいいなと思っています。
また、動画をもっと撮っておけばよかったと思いました。スマホ撮影だと持ちにくく水平が保てず、撮影中はスマホとしての機能(マップや支払い)が使えないので、今はDJI OSMO Pocket 3が気になっています。
本当に行ってよかったと思える一人旅でした。これからももっと中国に旅行に行きたいです。
他にも中国に関する記事を書いているのでぜひご覧ください。
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