検証③ 法的根拠
やっぱり根拠を示しての検証はすべてのことにおいて重要ですよね!
しかしそのためには少し難しい話に入らなければなりません。
それはなにかというと…。
「めいだい」という名前の
商標登録についてです。
こら知らない言葉が出てきたからって、サイトを閉じるんじゃありません!!!
高校の入試で「大隈重信」を「大隈信重」と書き、早稲田大学には補欠落ちした明治大学生がわかりやすく説明するよ!
ちなみに法学部ではねぇですよ!
まず商標登録についてです!
✅文字、図形、記号、色彩など様々なものが登録できるよ!
✅商標登録した団体は、その商標を自由に使えるよ!
✅登録された商標を勝手に他人が使うことはできないよ!
✅似たような商標を利用することもアウトだよ!
わんわんでもわかる説明ですね!
そうだね!!
ここからが本題です。
明治大学と名古屋大学は、
「めいだい」を商標登録しているのでしょうか?
情報特許プラットフォームで調べてみたところ…。
まず名古屋大学の「名大」を発見しました。
✅登録番号:第4861457号
✅商標(検索用):名大
✅称呼(参考情報):メーダイ
✅出願日:平成16(2004)年 9月13日
✅登録日:平成17(2005)年 4月28日
名古屋大学は「名大」を商標登録していたのです。
名古屋大学が「名大」を商標登録した平成17年現在で、明治大学が登録していたものはというと「明治大学」や「明治」でした。
「明 大 」は
な か っ た の で す 。
つまり名古屋大学が「名大」を商標登録してから、明治大学はもちろんマスコミや予備校なども「明大」という呼称が使えなくなったのです。
えっ、じゃあ明大前駅は?という声もあると思いますが、「明大前」は「名大」が商標登録される前からあったこと、さらに駅名であるということからとくに問題はありません。
でもでも、「明大VS〇〇」みたいな表記とか言い方、よくあるじゃん。
そんな声も聞こえてきそうですねぇ。
えぇ、聞こえてきました。
それではこちらをご覧ください。
✅登録番号:第6049745号
✅商標(検索用):明大
✅称呼(参考情報):メイダイ、メーダイ
✅出願日:平成29(2017)年 6月28日
✅登録日:平成30(2018)年 6月8日
名古屋大学の「名大」から遅れること約13年、明治大学の略称「明大」はきちんと商品登録されました。
意外と最近なんですね。
名古屋大学に遅れをとったものの、このときから「明大」が正式に使えるようになったのです。
ちなみにみんな大好き明治大学の明大マートで販売されている明大茶は、平成25(2013)年 1月11日に商標登録されています。
大学の略称よりお茶のほうが早かった事実。
これで明治大学と名古屋大学に関する雑学がひとつ増えましたね!
ぜひ気になる異性の前で堂々と説明してみてください。
もれなく引かれます。
ちなみに…
大学名が「めい」から始まる大学は、明治大学の他にも複数あります。
✅明海大学
✅明治学院大学
✅明治国際医療大学
✅明治薬科大学
✅名城大学
✅明星大学
明治大学や名古屋大学のように全部「めいだい」と略せそうな大学ばかりですが、それぞれどのように略されているのでしょうか?
✅明海大学→明海(大)
✅明治学院大学→明学
✅明治国際医療大学→明国
✅明治薬科大学→明薬
✅名城大学→名城(大)
✅明星大学→明星(大)
名前が長い大学は単語ごとの頭文字をとり、そのほかは「大学」もしくは「学」を消した名前が略称として使用されているようです。
つまり「明大」と略される大学はないんですね。
「めいだい」は明治大学、名古屋大学と2つ存在しますが、「明大」は明治大学ただひとつなのです。
まとめ
ここで明治大学と名古屋大学の略称「明大」と「名大」についてまとめます!
✅「明大」、「名大」と呼ばれるモノは明治大学、名古屋大学略称以外にも多数ある。
✅全国的に「めいだい」といえば明治大学。
✅関東で「めいだい」といえば明治大学、東海地方で「めいだい」といえば名古屋大学。
✅「めいだい」での商標登録は名古屋大学、明治大学の順。
✅明大茶は明治大学の「明大」よりも商標登録が早かった。
この記事どこを呼んでも「めい」だらけで頭がおかしくなりそうですね。
トトロ観たくなりますね。
書いている中の人もいよいよこんがらがってきましたが、ここからがクライマックスです!
明治大学と名古屋大学、
果たしてどちらが
「めいだい」と呼ばれるのにふさわしいのか!?
そうだそのための記事でした。
どちらが真の「めいだい」なのでしょうか。その結果は…?
どっちも。
えっ。
えっ。
いや仮にこの状況で「明治大学こそめいだい!」「名古屋大学が真のめいだい!」って言われても、ピンときませんよね?
たしかに明治大学の「明大」のほうが認知度は高いです。
しかし「明大」も「名大」も法的に認められています。
そりゃもしこの記事が「明大」の商標登録以前の段階に書かれた記事であれば、名古屋大学の「名大」に軍配が上がりますよ。
でも遅れたとはいえ「明大」もあるわけですから…。
公正に考えてこの結果にしたまでであります。
コンプラ遵守なのであります。
✅「明大」も「名大」も法的に「めいだい」であり、双方ともに「めいだい」としての認知度もあるため、どちらも「真のめいだい」である。
ここまで読者を引っ張っておいてのこの結果でしたので、中の人は後ろから刺されないように気をつけます。
とにもかくにも、ここまで読んでくださりありがとうございました!
「後味が悪い!」「締まらん!」という方は、こちらの記事でさっぱりしてみてくださいね!
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