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【学生起業】明大理工4年・合同会社アナスタージアCEOの井上颯太さんに聞く成功と苦悩

こんにちは!メイキョクです!

今回はどんな記事?

今回は現役の明大生(理工・4年生)で、合同会社アナスタージアCEOの井上颯太さんにインタビューをしてきました!

まず、アナスタージアってどんな会社?

合同会社アナスタージアとは?

イベントへの送客や、それに対するマーケティングを行う人材系の会社で、Contrusという就活イベントが掲載されているプラットフォームを運営。

現在は、大学の部活に対するスポンサー支援の他、部活と企業とのマッチングを行う「株式会社スポンサーズブースト」と連携し、事業を拡大しています。

スポンサーのイメージとしては、ユニフォームにロゴが載ったりするイメージです!

はじめに

まずは簡単に自己紹介をお願いします!

2021年に明治大学理工学部建築学科に入学し、2027年に卒業予定(2年間休学のため)いまの会社を作ったのは2024年のときです。 現在は人材領域でマーケティングを中心とした事業を展開していて、3年後にインバウンドや地方創生の領域に移行していく予定です。

井上さん自身、周りの人にどういう風に言われることが多いですか?

ーーーこんなことやりたいみたいなのはあんまり口にするタイプではないんですけれども、密かに裏ですごい動いてるみたいな。そんな感じの印象を持たれていることが多いですね。

これまで挫折してきたこととかってありますか?

ーーー挫折は結構ありましたね。僕、中学でバスケやってたんですけど、周りがめちゃめちゃうまかったんですよ。県大会優勝するみたいな感じのレベルで、その中で日本代表に行ったりしたやつもいるんですけど、それに全然かなわないな。どれだけ努力しても叶うはずがないみたいな。そういう無力感みたいなのもあったりした挫折はありました。
それを乗り越えるっていうよりかはちょっと見方とか考え方変えるみたいなところが自分は持ってたのかなって思ってて。
なんかあえてそこと戦う必要ないんじゃないかみたいな、やり方を考えてみるっていう。
挫折を乗り越えるって話で言うと乗り越えられてないです。

学生起業のきっかけ

「起業」をするきっかけとしてはどのようなものがあったのでしょうか

ーーー1つ目は家庭環境ですかね。自分の親が友達と会社を運営していて、身近に経営者と関わる機会が多かったというのがあります。

2つ目としては、建築学科に入って見えてきたものですね。

自分が将来どういうことをやりたいの?って聞かれた時に、漠然と建築に興味があって、実際にやってみるのも面白いかな?って思ったのがきっかけで建築学科に入りました。

でも実際に建築学科に入学して、結局「一級建築士」になって戦っていくのは難しいなって気づいたんです。

自分がここで戦っててもトップになれるというか、勝っていける世界線が見えなくて。
そこで別のアプローチで建築に携わりたいって思った時に、自分で建築を建てるところまではいかないけど、同じような感じでビジネスを起こしてみたら面白いんじゃないかって思ったのが二つ目の理由ですね。

建築に別のアプローチで関わろうっていう発想がすごいですよね

建築学科って経営学部とかと違って少し起業と学ぶ分野が離れていると思うんですが、そういった部分で何か苦労ってあったりしましたか

ーーーそうですね、まず会社がどうやって動いているかすら知らないですし、 そもそもどうやって売り上げが立つのかとか、会社が日々何をやってるのかも知らない状態から起業する状態だったので、まずはそこを知る必要があるなってところが苦労というか、少し自分の中ではハードルだったかなって思います。

ちなみに、起業したのはいつ頃なんですか?

ーーーちょうど一年前くらいですね。

明治大学での学生生活

大学において周囲の人との関わりとかでうまくいったとか、ためになった授業とかってあったりしますか?

ーーー空き家とかそういうふうなものをリノベーションして価値を生み出していくみたいな授業があったんですよね。

その教授が実際に自分で学生時代から起業をしていろいろやってた方で、その方に自分から「こういうことを考えてるんですよね」みたいな話をしていった時に
本当に全面的に肯定してくれて、「絶対やるべきだよ。」って言ってくれて、アドバイスしてもらったりとかはすごいありがたかったし、自分の中でも心が軽くなったというかモチベーションが上がりましたね。

今後の学生生活だとかキャリアについて伺いたいんですが、
残りの学生生活でやりたいこととかやり切りたいことってあったりしますか

ーーー今は人材系の仕事やっているんですが、この人材業ってその次に控えているビジネスのための前段なんですね。

本当に自分がやりたいところが先程の建築の話で、地方創生だとかをやりたいと考えています。
具体的には、(地方では)きれいなホテルが出来上がってふるびた旅館旅館はつぶれていっている現状があるんですが、そういうところにアプローチかけていきたいなって思ってます。
それは資金が莫大にかかるので、それを集めているって感じですね。

残りの学生生活では、建築ってところをしっかり教授から学んでいくところかなって思います。

地域創生はもともと興味があったんですか?

ーーーそうですね。地元が横須賀っていうところで、山があったり、谷があったり…すごい地域なんですよね。
(横須賀では)高齢者がどんどん増えてって、山の上の家に住めないみたいな状態になって空き家がすごい増えてってみたいな地域なんですけれども。
そこに住んでる中で自分の街をどうにかしていきたい思いがあって興味を持ちました。

もともと高校生の段階で地方創生だったり興味があって決めたんですか?

ーーーそういうのはなくて、なんか家作るのが好きとか、人の生活をデザインするのが好きっていう考えでした。

建築に興味を持ったきっかけとか理由ってあったりするんですか?

ーーー理系分野が好きで、なんか物を作るのが好きっていう幼少期のちょっとしたことのつながりだと思います。

事業について

井上さんは社長メシというイベントに関わっていらっしゃるんですよね

ーーー今は社長メシから業務委託って形でマーケティングの部分に携わらせてもらってます。

井上さんが、インターンや社長メシに参加してみようって思うきっかけや、ターニングポイントってあったりしたんですか?

ーーー建築に対する見え方みたいなのが変わったっていうところと、
時間がもったいないなって思い始めたのがそのぐらいだったんですよね。

当時、三つぐらいバイト掛け持ちしてたんですけど、
それをしてる時間がすごいもったいないというか、これから就職して社会に出て行った時に何のためになるんだろう?って思ったりして。

ここら辺で将来に対する見え方が変わってった感じですね。

バイトを入れまくるってよりは、学生時代にしかできないことをやった方がいいってことですよね。

ーーー大学生って相手してくれる時期だと思ってて、それこそ社会に出て、社会人がいろんな人に会いに行くと営業と疑われるというか、あんまり相手してくれなくなっちゃうんですよね。
でも大学生って本当になんかすごい守られてるというか、みんなが協力してくれるし、みんなが受け入れてくれるところがあるので、その期間にいろんな人に会いに行って、考えていることとか、やりたいこととか。やりたいことがないのであれば、何をしたらいいのかとかそんな話をしてみると、いろんな見え方が出てくるのかなって思います。

井上さん自身、社長メシは学生にどんな価値を提供できてると考えてますか?

ーーー就活ってカチッとした面接とかいろいろやると思うんですよ。

その中で学生が自分の会社に合うか合わないか見たいな判断をされて就職していくと思うんですけど、それって本当に本音で話し合えているの?って疑問を抱えてて。

そんな硬い形式じゃなくて、自分の考えていることについて話し合おうよっていう場を提供しているのが社長メシなんですよね。

学生に本音で話し合って、自分に一番合った会社を見つけてもらうのが社長メシのいいところであり本質であると感じてます。

自分と会った企業とか本音で話すという点で、自分に合った企業を見つけ出すにはどんな要素が必要だと思いますか?

ーーーまず自分に軸を持つというか、就活の軸みたいなところがあると思うんですけども、お金なのか働き方なのか、それとも成長意欲なのか。その軸を持った上でその企業が自分の三年後、五年後になりたい自分になれる会社なのか?ってところは選び方としてすごい大事なのかなと思います。

その社長メシだったりとか企業に関わる中で、井上さん自身の変化とか
こういうところが成長したなって感じる部分ってありますか?

ーーーそもそも自分は社長メシのイベントに参加する側だったんですよね。

本当に初めて起業するってなって、何からすればいいんだろう?って考えてた時に友達がこんなサービスあるよって教えてくれて。

実際に行ってみたら、いろんな社長と話ができて、話聞いてるだけで面白いなぁみたいな。

何回か参加してたらうちでインターンしなよみたいな感じのことを言ってくれたんですよ。

それが3年前くらいですかね。

インターン生として入っていろいろやっていく中で、ちょっとずつ成果を残していって、マーケティングの責任者になったんですよね。

そこである程度、会社の作り方とかどういう風に出来上がって動いているのかとか、起業するためにはどうしたらいいのかとか学んで、社長との色々なつながりも作らせてもらって。

ある程度起業する上での基盤が整ったので、そういう意味では社長メシは僕の起業するための土台作りの全てみたいな感じですね。

なので、今こうして起業した後でも、社長メシには関わり続けている感じになりますね。

二年生の頃に社長メシに参加してインターンを開始されたのも二年生中なんですか?

ーーーそうですね。本当に社長メシ参加して一ヶ月後とかにもインターン始めて、週五でインターン行ってましたね。

二年間休学するって決めた時に、親や周囲からの心配とか自分自身の不安とかってありましたか

ーーー自分の不安はなかったんですが、周りの声はめちゃめちゃ反対でしたね。
ですけど、結構僕自分で考えたらやるみたいな感じのタイプなので。
親に言う時はもう休学してきたっていう。事後報告でした。

でもやるとなったらがっつりやるみたいな感じで、反対の有無を言わせない感じでやりましたね。

何が井上さんをそこまで動かしたんですか?

ーーーそれでいうと、結構負けず嫌いだったところもあるんですが、やると決めたらやるしかないみたいな性格だったので、休学届出すときもそんなに深く考えていなかったです。

そのインターンではどういったことをしていましたか。

ーーー結構いろんなことをやってきてて、入った時は社長メシをやっているのと人材紹介エージェントみたいなものもやってたりしました。

なので、電話して今度イベントあるんですけど来ませんかみたいな活動をしてる中でちょっと成果ができて、
次にちょっと大きいところの集客を任されて…っていうことをちょっとずつ広げてって、最終的に
広告運用ですとか。登録や認知どうやって取りに行こうかとかイベントの内容や企業どうやって呼ぼうかみたいな。そういうマーケティングも全部予算もらってやらせてもらっていましたね。

インターンを決める上で、マーケティングはもともと興味はあったんですかね。

ーーーそれでいうと(マーケティングの)業務内容には興味はなかったですね。

インターンを決めた理由のところは、ちょうど新規事業を作り上げていく段階だから、そこに携わって事業を作っていくフェーズを見ないかみたいな誘いをいただいてたので、そこが決め手かなって思いますね。

学びを得られるのであれば、別にそこでやることは何でもいいかなって思います。

今お仕事している中でもそのやりがいや楽しさっていうのはどういう時に感じるんですか?

やっぱり人に喜んでもらえたというか、自分がやったことに対して成果が上がったみたいなところがすごいやりがいだなと思ってて。

具体的に社長メシの方で言うと、今まで広告を打ったりしてたんですよね。

送客したり集客している中で、一人学生さん呼ぶのにすごいお金がかかるところが問題だったり、人数が集まらなかったみたいなところが問題としてあったんです。

そこに自分が入って、学生一人集める費用を少なくしていったり、集客目標は絶対に達成することをやっていって、売り上げがどんどん上がっていくみたいな。それで、井上のおかげで事業伸びてるよって言ってもらえるのがもう本当に自分にとってやりがいだなって思います。

起業や休学という他の人とは違う道を選んでいると思うんですが、不安とか迷ったこととかありますか?

ーーー一応新卒カードっていう保険は残っているわけで、最悪そっちに行けばいいやってところはあるんですけど、でもみんなが就活して大手に就職していくのを見ていた時に、違うとこ進んでいるなぁって不安はありました。

でも最近色々形になってきて、ちょっとずつ大きくなっていってるので、今はそこら辺の不安はあまりないかなって思います。

起業しなかったとしたらどんな分野に進んでいたと思いますか?

ーーー多分その学科みんなが受けるようないわゆるゼネコンとかデベロッパーって言われるところを自分も一緒になって目指してたのかなって思います。

規模が大きくなるんですが、運営している会社を通して、将来的にどのような社会を実現したいと考えていますか?

ーーー自分の想いのところになるんですが、お節介をするのが好きなんですよね。
なんか困っている人がいれば助けたいみたいな。


今できる範囲はすごいちっちゃいですけど、地域単位でできるようにもっともっと大きくしていきたいなと思っています。

地域創生で言うと、過疎化が問題になっていると思うんですが、そういった問題の解決方法というか、どのようにしていくべきって考えられてたりするんですか?

ーーーそこに住むみたいなのはちょっと難しいのかなと思ってて。
住んでる人を増やすのではなく、訪れる人を増やすアプローチが解決できるところになるのかなと思ってます。

具体的に言うと、今日本ってすごい海外からの観光客が多かったりするじゃないですか。そこに目をつけて、世界から注目されている日本の文化を旅館とかで表現して、観光客の総数を増やしていったりしたら、東京だけじゃなくても、いろんなところに人が溢れるような、そんな世界が実現できるのではないかなと考えています

キャリアの考え方について

6月の時期とかはサマーインターンの募集とかも始まって、苦労している3年生も多いと思うんですが、学生たちがインターンや会社を決める上で大事にした方がいいことについてアドバイスをください!

ーーーやっぱり「自分が何をしたいのか」を持っておくべきなのかなって思います。

将来に繋げるためにこれをやってるとかっていうのはいいと思うんですけど、自分の中で、「これをやるためにこれをやっているんだ」みたいな、その意識があればなんでもいいのかなって思います。

就活の軸ってどうやって見つけたらいいんですか…?

本当に自分が社会的にじゃなくても、何をするのが好きで、何をしていきたいのか?みたいな。多分それが就活の軸になっていくのではないかなって思います。
将来的にお金持ちになりたいです。みたいな漠然とした中であれば、成長して自分で稼ぐ力を作っていくみたいな話になると思いますし、
お金ではなくて、自分の時間を作って過ごしていきたいとか、時間に対しての幸せを得ていきたいみたいなところであれば、そういう働き方を見つけるためにどういう会社に入ったらいいのかとかを考えられるといいと思います。

普段から自己分析が大事なんですね。

ですね。本当に言葉にしなくても、何が楽しいと思ったのかとか
こうなっていったらいいなとか考えてみるのがいいと思います。

あとはみんなの可能性をつぶしちゃうというか、漠然とお金持ちになれるのはごく一部の人だけなんじゃないかみたいなのがあると思うんですが、それをつぶさずに可能性を最大限、できるできないじゃなくこうだったら嬉しいみたいな軸で人生を考えてみると見えてくるんじゃないかなって思います。

井上さんからのメッセージ

学生の中には、やりたいことがあっても一歩踏み出せないとか、やりたいことや自分がやるべきことがわからない人が多いと思うんですが、そういった方にアドバイスとかあったりしますか?

やりたいことがわからない理由って、そのやることに対しての解像度が浅かったり、あんまり分かってないところって一定あったりするじゃないですか。
でもとりあえずやってみて、その中でこれが良かったなぁっていうのが見えたらいいと思うので、考えずにいっぱいやってみたらいいかなって思います。

最後に明大生へメッセージをお願いします!

大学の4年間って長いようで短いので、時間を無駄にしないことですかね。

大学が学生生活最後で、社会に出たら高校・大学みたいな区切りがなくなるので、目的がないとなあなあに生きて行ってしまうことになるんですよね。
なので、大学生の時間を最大限使って自分が何をしたいのかとか、自分が何をしていくべきなのかみたいなところ、将来的に役に立たなくても今のうちに経験しておくべきなんじゃないかなって思います

なので、バイトもいいと思いますけど色々なところに出会いに行くとか、旅行に行くとか、いろんな経験をしたらちょっとでも未来は変わるんじゃないかなって思います

告知

7月4日、KANDA SQUARE HALLで、神田錦町大歓迎会2025を開催します!

時間は16時~20時!入場無料です!

神田錦町に集う多様な世帯や価値観、エネルギーを持つ人々がお互いを”歓迎”し、つながり、新たな可能性を受け入れる共創型の交流イベントです!

神田の文化・味覚を体験するブースの他、樋口千代田区長を始めとした街づくりのプレイヤーにお話を聞いてもらえたり、学生応援酒場も!

学生同士や、大企業からスタートアップまで、様々な起業との接点もあります!

メイキョクは Yell Hub ~学生団体応援酒場~ に参加します!

特設サイトはこちらから

〈アクセス〉

〈詳細情報〉

主催 :神田錦町二丁目町会、小川町三丁目南部町会

協力 :神田錦町一丁目町会、神田錦町三丁目町会、神田錦町三丁目第一町会

協賛 :住友商事株式会社、安田不動産株式会社、株式会社日建設計

後援 :千代田区

事務局:株式会社NovolBa

お問い合わせはこちらから support@novolba.com

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