シンデレラ・ストーリー?王妃ヒュッレムの生涯【明治大学王室研究会】

シンデレラ・ストーリー?王妃ヒュッレムの生涯【明治大学王室研究会】

【前編】どん底のヒュッレム、どこへ行く?①

シンデレラ・ストーリーと聞くと、 皆さんは何を思い浮かべますか?

童話『シンデレラ』のような、 無名の女性が見違えるほど成長し、成功を収める物語…

なんとなくフィクション作品に多い感じがしますよね。

・・・・・・・ と思いきや、人類の長い歴史を振り返ると「ないことはない」のです。

今回はとある大きな国のプリンセス、ヒュッレムの生涯を参考にして、

嘘のような本当のシンデレラ・ストーリーを紹介することにしましょう。

ヒュッレムは、1500 年ごろにウクライナで生れました。

父親は正教会司祭でしたが、家庭は決して裕福ではなかったといわれています。

しかし貧乏とはいえ、平凡な生活を送っていました。

時は流れて、成人を迎えた彼女に最大の不幸が訪れます。

当時、周辺民族がウクライナへの攻撃を繰り返していました。

その最中でヒュッレムは奴隷として捕らえられます。

【前編】どん底のヒュッレム、どこへ行く?②

こちら↑は「ヒュッレムの行方」です。

実家ロハティン(ウクライナ西部)から、市場イスタンブルまでの道のりを現在の地図で追ったものです。

距離1240km、徒歩で2週間以上かかるくらい遠い場所に運ばれたことを表しています。

周辺民族は捕らえたウクライナ人を売ることで生計を立てていました。

もちろんヒュッレムも例外ではありません。

挙句の果て、彼女は遠い遠いイスタンブルに運ばれてしまいます。

このイスタンブルを都とする国が、今回の舞台であるオスマン帝国です。

最大で西アジア、バルカン半島、北アフリカ地域を支配した強大な国でした。

ある日、帝国のナンバー2“イブラヒム”が市場を訪れました。

彼はここで偶然ヒュッレムと巡り合います。

するとイブラヒムは彼女を購入し、宮廷に招き入れました。

なぜこんなことが起きたのでしょう?

実は、イブラヒムは時の王スレイマン 1 世のお嫁さん候補を探していました。

彼がたまたま都周辺を歩いていると、お目にかなう美人がそこにいたというわけです。

この出会いをきっかけに、ヒュッレムの下剋上が始まっていきます。

【後編】へ続く…

・サムネイル(Wikipediaより)
・「ヒュッレムの行方」(Googleマップより)

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